音楽の森の奥深く

此処に居るから

忘れてないよ

それはそれは顔も凍りそうな今頃の季節。


その年も強烈にインパクト強い哀しいことの後で沈んでた。


無理してでた打ち上げのあとの午前4時すぎかな。


とぼとぼ歩いて帰宅していたら新聞配達のおじさんが


私に近づいた。川側を歩いてたから妙だと警戒した。


でもそのおじさんは顔をくしゃくしゃにして笑って

「寒いね、気をつけて帰りなよ」って。


予想外の言葉にどうにか笑って頷くのが精一杯。


我慢してた涙腺が切れたように泣きじゃくりながら帰宅した。


でも嬉しかったな。オッサンはきっと私を忘れてるだろう。


でも、私はこの凍える季節にやっぱその何気ない言葉と笑顔を


思い出してた。悪くないよ、殺伐とした世界の中にも


ちいさな光はまだ残ってる


だから…アナタも笑って?


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